左の写真を見てどう感じますか?
「いったい、なんなのこれは??」と思われる方も多いかと思います。
以前のブログに常食(普通食)の写真を載せてるので、比べてみてください。
これは、飲み込みが悪く誤嚥を引き起こす可能性がある方に提供している、なめらかなお弁当です。
病院食には、普通食(常食)・軟菜食(粥)・ミキサー食・流動食・特別食(治療食)などがあります。
このような食事は、一般の方が目にすることは少ないのかも知れません。
分かりやすく説明すると、赤ちゃんが最初に食べるペースト食と同じ形態のものです。
障害があり噛むことが難しかったり、高齢者の方でうまく飲み込めない方に提供している食事です。
水分が多いとむせて誤嚥性肺炎を起こしやすくなり、とても危険なのです。
通常、出来上がった食事を再度ミキサーにかけて提供するのがミキサー食ですが、
これは、ゲル化(ゼリー状)した食事です。
ミキサー食よりゲル化食が優れているのは、ベタベタ感がまったくなく、つるんっとすべるように口の中で溶けていきます。
素材の色を生かしすことで見た目が良くなり、特においしさを感じることができます。