70歳代の女性の方の「
食事相談」です。
食事が喉を通らず、体重が5kg減って辛そうです。。。
私は「食事指導」は基本的にしません。
「指示や指導」は押し付けになりやすく、食生活改善には繋がりにくいからです。
「食事相談」は対象者の生き方を食の面から支えることに、本当の意味があると考えています。
対象者がリラックスできる場所で、話しやすい雰囲気を心がけています。
食とは全くかけ離れた内容でも、聞くようにしています。
そうすると、必ず
自ら答えを導き出されます。
「ありがとう。話せて楽になったよ。生きる力をつけるためには、やっぱり口から食べなきゃね!」と笑顔で話されるようになりました。
こうなると、一安心です。
「大丈夫ですよ。何かあったらいつでも私を呼んでくださいね」とだけ、最後に必ず付け加えます。
この女性の昼食の様子をのぞいたら、完食されていました。
こんなとき、栄養士の喜びを感じる瞬間なんです